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  1. 鈴鹿市議会 2011-09-15
    平成23年文教福祉委員会( 9月15日)


    取得元: 鈴鹿市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-09
    平成23年文教福祉委員会( 9月15日)                 文教福祉委員会会議録   1 開催日   平成23年 9月15日(木) 2 場 所   第2委員会室 3 出席者   委員長   伊藤 健司   副委員長  藤浪 清司         委  員  泊り 育美   委  員  森田 英治         委  員  太田 龍三   委  員  中西 大輔         委  員  市川 哲夫   委  員  森川ヤスエ         委員外議員 板倉  操 4 欠席委員  なし 5 説明員   教育長                 長谷川正人         教育次長                澁谷  実         教育委員会参事             藏城 郁夫         参事兼教育総務課長           長野 克之         教育総務課副参事兼総務GL       白塚山隆彦         教育総務課副参事兼学校施設GL     竹嶋  昇         学校教育課長              西   繁         学校教育課副参事            伊藤  聡         学校教育課副参事兼学事GL       久保 清顯
            学校教育課副参事兼保健給食GL     山本  浩         学校教育課副参事兼企画推進GL     梅本 秀明         指導課長                鈴木 英文         指導課副参事兼指導GL         髙藤 富子         青少年課長               北口 幸弘         青少年課副参事             木村 元彦         人権教育課長              篠原 政也         人権教育課主幹             加藤 稔明         教育研究所長              長嶋 高之         教育研究所主幹             溝口  忍         生活安全部長              寺田 重和         生活安全部次長             市川 春美         参事兼防災安全課長           青木  薫         防災安全課副参事兼防災GL       石坂  健 6 事務局   書記                  本郷  恭 7 会議に付した事件  1 請願の審査   1 教育委員会事務局所管分     請願第 3号 「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求め            る請願書     請願第 4号 義務教育費国庫負担制度の存続と全額国負担を求める請願書     請願第 5号 保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求            める請願書     請願第 6号 防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対策の充            実を求める請願書              ――――――――――――――――                 午後 2時11分開会 ○伊藤委員長  そうしましたら,市川委員にも御着席をいただきました。  出席委員が定足数に達しておりますので,ただいまから文教福祉委員会を開会いたします。  本日の委員会は,お手元に配付いたしました事項書のとおり,14日の本会議において付託をされました議案第47号及び議案第63号の2件の議案審査と,請願第3号から請願第6号までの4件の請願審査でございます。  また,所管事務調査も行いますので,よろしくお願いをいたします。  それではまず,請願の審査を行います。  請願第3号 「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求める請願書でございます。  請願文書表事務局に朗読いたさせますのでお願いします。            〔事務局 請願文書表 請願第3号朗読〕 ○伊藤委員長  本件を審査するに当たりまして,内容や現状等確認するに当たって,執行部の皆様にも御出席をいただいておりますので,御質疑・御意見があれば,御発言願います。  中西委員。 ○中西委員  教育委員会として,この請願の中身に関してどのような評価というか,判断というか,されているのか,どういうふうな考え持っているのか,ちょっとお聞かせください。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  特にこの一つ目の請願の教職員定数改善計画につきましては,昨年,22年の8月に,新改善計画が出されましたですけれども,その計画案のとおりに,実際には国はまだ動いておりません。ようやく本年度4月から,小学校1年生が35人学級ということで実現をいたしましたですけれども,鈴鹿市でも鈴鹿型少人数教育ということで,小学校1・2年生は30人,それからその他の学年はすべて35人ということで,独自で市費も投じながら進めておりますので,これが,着実に国がその改善計画が進んでいきますと,そのあたりの予算をほかにも向けていけるということですので,教育委員会としても,国はできるだけ早く新しい改善計画を着実に進めていただきたいというふうに思っているところでございます。 ○伊藤委員長  ほかにどうでしょうか。  中西委員。 ○中西委員  済みません。これ,このまま文面読むと,教育予算の拡充については,人件費の部分でふやしてほしいというふうなことなんですが,そういうふうにとっていいのかどうか,これ,教育委員会に聞くよりも,本来は請願の紹介議員に聞いたほうがいいかなと思いながらなんですけど,どうでしょうか。 ○伊藤委員長  わかりました。  そうしましたら,お諮りしたいと思います。  請願,まず,第3号から6号まで4件審査するわけですけれども,会議規則の第107条の第1項の規定によって,紹介議員である板倉 操議員に出席を求めて,同条第2項の規定により,必要に応じて説明,または意見を聞きたいというふうに思いますけれども,これに対しまして異議ございますか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤委員長  異議ございませんので,請願第3号から第6号,一応第6号までの議題となっている間,板倉 操議員に出席を求め,発言を許可することといたします。  板倉 操議員委員席に御着席ください。              〔板倉 操議員 委員席に着席〕 ○伊藤委員長  済みません,中西委員,再度。 ○板倉議員  もう1回お願いします。 ○伊藤委員長  質問あれば,再度お願いします。 ○中西委員  この文,請願文を読むと一番最後のところ,『以上のような理由から,「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算の拡充を強く切望するものです』という文面がありますが,このまま読んでいると,この教育予算の拡充については,全体というよりも,この教職員定数改善計画と非常に関連づいていて,人件費に充てるために教育費の拡充というふうに読み取れますが,その点については,いかがでしょうか。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  そのとおりの読み方で結構かと思います。というのは,ほかの請願も補助金のあり方を見直しとかというふうな,別個なあれが,請願の次,4号に書かれていますので,ここではやはり定数改善計画を主たる目的とした請願として理解していただければ結構です。  以上です。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  ちょっと不勉強な部分もあるので,教育委員会のほうに確認したいんですけれども,下のほうの段のところ,下から,2,4,6,『また,事務職員養護教諭の増員,スクールカウンセラー配置等,抜本的な定数改善を求める意見もありました。今後,高校も含めた「教職員定数改善計画」の着実な実施を求めていく必要があります』というところで,スクールカウンセラーも,この教職員改善計画の中に入っているということですか。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  教職員定数改善計画には,スクールカウンセラーは今のところ入ってございませんが,同じく国の事業で,学校,家庭,地域の連携協力推進事業という中で,スクールソーシャルワーカー及びスクールカウンセラー活用事業というのがございまして,定数改善がされるのと同時に,そういう意味ではスクールカウンセラーも充実をしてくださいというような意味だと私ども解釈をしているところでございます。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  事務職員養護教諭については,定数改善計画の中に入るということで,スクールカウンセラーについては,今のところ,まだ,この教職員定数改善計画の中に入っているものではなくて,別枠として必要になってくるというところなんですね。  ここでちょっと紹介議員のほうにお聞きしたいんですけれども,スクールカウンセラーの配置というふうなことは,今の教育現場の課題として非常に重要なことだと思いますが,この請願をつくるに当たって,その点がなぜ入って,考え方の中に入っていないことになるのかということについて,ちょっとお聞きしたいと思います。  済みません。教職員定数改善計画の中にはスクールカウンセラーは入っていない,しかし,この請願については,教職員定数改善計画とあわせて教育予算の拡充というふうなことで受け取れたもので,そのスクールカウンセラーも含めて,これを最終的な文面になっているのか,ちょっと僕のほうも,ちょっと今考えながら物言っているので申しわけないんですけれども,そこ,着実な実施等も教育予算の拡充を強く切望するということで,そこもスクールカウンセラーの配置も含めて,しっかりやっていくというふうな文面なんですかね。読んでいて,そこの点については,余り書かれてないように思うので,教職員定数改善計画の着実な実施を求めていく必要がありますというふうになっていますが,スクールカウンセラーについては,意見もありましたというふうな程度でとどまっているので,その点についての解釈は,どういうふうになっているのかということをお聞かせください。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  このとおりですので,済みません。でも,今,委員がね……,余分なことを言わんとこう。 ○伊藤委員長  ほかに,御意見,質疑ありますか。  藤浪委員。 ○藤浪委員  じゃ,紹介議員にお尋ねする形ですけど,今回,定数の改善ということで,要望ということなんですけれども,きょうも新聞に書かれてたんですが,特に日本は,教員は,教育以外に係る時間が,労働時間が多いということで,定数の改善だけじゃなくて,教職員の労働のあり方についても問題があるとは思うんですけれども,その辺についてのお考えはどうでしょう。難しい。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  私が紹介議員になったという範囲の中でお答えしますけれども,先ほども支援学級への補助員さんの配置とかもかんがみて,やはり1人の先生が抱える問題が非常に,もう私は大きいなと思ってます。私のね,個人的なことは,そう思ってます。  それから今,特別支援学級が配置されてからね,いろんなお子さんがそこに来られたわけですよね。それで介助員さんたちもいますが,でも1人の担任の先生方が見られるお子さんの,例えば30人学級になったとしても,その中には外国人のお子さんがいたり,支援学級に,またね,行かなければいけないお子さんがいたりして,すごく負担が大きいと思うんですね。そういう意味では,もっともっと充実するということであれば,何というんですかね,一人一人の先生方の負担がかなり精神的な負担も含めて,物理的なものも含めてね,減るんじゃないかなと思ってます。  それで,私,個人的にですけれども,今,55歳前後の,とても年期の入った先生方が中途で退職している例がとってもあります。それは本当に学校現場が,もっとゆとりがあってしていれば,そういう蓄積された,何だ,教育力というのかな,そういう先生方がやめていかなくても,もっとね,そこで働き続けられるんではないかということを考えますと,定数改善というか,もっと教員の配置がきちんとなれば,そんなことがないということを思ってます。  先ほど時間外のことを言われましたよね。それについても,やはり時間外をしたくてしてるわけじゃないと思うんですね。結局,昼間はお子さんをずっと見なきゃいけないわけですよね。そしたら,そのほかの事務のことというのは,全部その後に,やはり来ると思うんですね。それが実態だと思うので,定数が改善されれば,そういう意味では,もっともっと負担が少なくなるのでないかと,私は個人的には思ってます。  済みません。 ○伊藤委員長  ありがとうございます。  中西委員。 ○中西委員  これ,基本的に教育委員会にかかわる教職員がふえればというふうなことなんですけれども,今,紹介議員板倉議員が言われてたことで,なぜやめるかというふうなことを考えたときに,やはり親との関係というふうなこととか,いろいろあるとは思うんですけれども,それが仮に教育委員会を通じて採用する教職員がふえたからといって減るのかと言えば,リスクは若干下がるでしょうけど,改善には至らないかなというふうなところで,この中身の教育委員会というか,国の教育委員会採用の職員を採用するということだけで,果たして本当にいいのかなということは思うところなんですね。  教育予算拡充については必要なところだと思いますが,その教職員定数改善計画のところが,やはりちょっとひっかかるところではありますので,その点について,ちょっと自分の勉強不足しているものなので,ちょっと余り深くまで,ちょっと聞けないんですけれども,質疑にしようかなと思いながら,ちょっと議員間討議のようになってしまってた,どう話そうかなと,いや,ちょっと自分の意見交換の状態になってたんで,その状態で話してたもので,ちょっと議員間討議のようになってたんで,質疑はちょっとしにくくなったんですけど,ともかく,この文面だけだと,教育委員会のほうで人がふやせれば,何かいろいろな問題が非常に解決のほうにいくと。実際,今の鈴鹿の教育委員会の話として,市費を入れて少人数学級を進めていることなので,この教職員定数改善計画については,国にしっかり進めてほしいという立場もよくわかりました。  そのあたりのところが,本当にその教育委員会としては,国のほうが,そういうふうな対応でしているから,必ずやってほしいというのはわかるんですけれども,この考えていく中で,本当にそれだけでいいのかというところが,自分の中でやはり疑問として残っているので,それが今,紹介議員の話の中で,ちょっと自分の中で考えていくときに,ちょっと非常に大きなところになったかなと思いますので,わけわからない話になってしまってますが。  紹介議員のほうに,ちょっと確認で聞きたいんですけれども,本当にこの教育委員会を,人が必要なのはよくわかります。しかし,それが本当に教育委員会を通じた人事で賄うことでいいのか,それとも違う方法がないのかということについて,どういうふうにお考えというか,どういうふうな考えをお持ちで,この請願をお受けになられたのかお聞かせください。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  何か今の中西委員のお話は,全く別なことを話しているというふうに思うんですが。いや,全く別な話だと思いますよ。それはね,たくさん人がふえたから,じゃ,保護者からのね,何というの,何か申し入れが,申し入れというか,あれが減るかといったら,また,それはコミュニティスクールだとかということでの解決だとか,というふうなことがたくさんあると思うんですが,でもね,今の現状を考えれば,もう少し人数的にゆとりがあったらば,教師間同士のネットワークだとか,学年間にぎりぎりの定数ではなくてね,少し2名ぐらいの先生がいたら,やはり助け合ったりとか,そういうことができると思うんですね。そういう意味では,今,中西委員がおっしゃったような問題の一部ですけれども,それはすべてじゃないですよ。そういうことが,こういう定数改善の中には含まれていくと思います。  以上です。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  質疑というよりは,自分の考え方のことをちょっと言わさせていただきますが,これ,なぜすっきりしないかというふうなところなんですけれども,今,どうしてもひっかかってたところというのは,これが逆の言葉が,流れであれば,教育予算の拡充と教職員定数改善の着実な実施ということであれば,まだ,そのほかの教育予算として使っていくというふうなニュアンスも入ってわかるんですけれども,さきに来てるので,こちらのことばかりちょっと頭に入ってしまうので,その辺,そのあたりがちょっと今,自分の中でちょっと整理しているところです。済みません,自分の意見。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  意見として言わせていただくんですが,日本の場合は,ここにも書いてあるように,世界先進国の中では最下位の教育予算というね,その一番大きな原因は,その学級規模が大きいというのが一番なんですね。だから,30人学級を求める,その請願がいろいろPTAであったり,保護者だったりって,随分長い間,要求はされてきたんですけれども,日本の国は,今までは1学級,40人という,その仕切りをちっとも変えなかったんですね。それを変えて35人にすると,基本的には先生をふやさなければいけないわけですよ。そこで定数が改善されていくわけですけども,これを一クラス,1教師という定数にするのと,加配にいる先生を使ってくださいというのとでは大きく違いがある。基本的な学級数にプラス,その他の加配をつけていくという考え方を基本に置いた上で,それ以外のそのスクールカウンセラーとかも必要ではないですかということを私は要求している請願だと思うので,この請願は届けることで,中西委員がおっしゃるのもよくわかるけど,母親,家庭が抱えている問題と学校現場で教師が子供と密接にかかわるというのは,ちょっと分けて考えて,子供さんに,どんなところで育っても,学校に行ったら温かい,その対応してもらえる先生のゆとりがあるような学校であってほしいという思いは常々私は思ってますので,先生が余りにも忙しくて,40人に近いお子さんだと1人でね,細かくゆっくりお話を聞いてあげることはない,できませんけれども,30人以下になれば,一人一人にもっと時間をかけて話を聞いてあげれる。それだけでも子供と先生の関係が改善されて,お子さんが改善されていけば,それはひいてまた,家庭へ返って家族関係もよくなっていくという,そういう学校現場からの子育てを支えるという意味で,私は,この請願は読ませていただいているし,その定数,教職員定数をふやすということの大切さというのは,そういうところにあると思うので,ぜひ,これは請願を通していただいて,今,子供たちが本当に抱えている困難を学校現場で,まず温かく支援をして,それを社会に,家庭に返していく,そういうやり方の一つとして,この請願は大事ではないかなというふうにとらえてますので,また,討論も含めて請願は採決していただきたいなというふうに思います。 ○伊藤委員長  もう既に討論のふうな形になっておりますけれども。 ○森川委員  意見です。 ○伊藤委員長  御意見をいただきまして,ありがとうございます。  それでは,特になければ,これより請願第3号を採決いたしたいと思いますけれども,その前に討論があれば,御発言願います。  森川委員。 ○森川委員  日本共産党の森川です。  私どもは,ふだんから学校の教師,学校現場での学級定数の改善というのをとても要求してきたという立場もあって,30人以下学級をぜひ実現する一歩として,この教職員定数改善というのは,とても大事なことであるし,きょうの午前,この以前の教育委員会との議論の中でも,当初予算がないとか,施設整備がないとかという,そういうのも全部含めて,学校教育予算の余りにも少な過ぎる原因がそこにあるので,その両方をやっぱり進めてほしいということで,私は賛成の立場で討論をさせていただきます。  以上です。 ○伊藤委員長  ほかに。  中西委員。 ○中西委員  うちの会派としての討論ではなく,個人としてさせていただくことになりますが,会派の中ではいろんな,いろいろ意見が分かれるところであって,反対に回る議員もいるところではないかと思います。
     私については,やはり教育予算を拡充して,ある程度先生がいることは必要かなと。その考えを持ってますので,賛成ではありますが,ただ,この教職員定数改善計画というのが,これ,請願者のところが,PTA連合会長の名前になっていますが,本来であれば,ここ,代表というか,一番最初に来た方は,この方だけではなくて,ほかにも教職員組合であるとか,いろいろ入っていると思いますので,そのところが見えないというのが,一つちょっと気になる点ではあります。  ですから,教職員定数改善計画が一方的な,この単に仕事の場の確保みたいなニュアンスだけでなってしまうのであれば,それは問題ではあると思いますので,その点については,十分に議論した上で,また進められるように,教育予算の拡充を求めるということで,賛成の立場をとらせていただきます。 ○伊藤委員長  ほかにどうでしょうか。                    〔なし〕 ○伊藤委員長  なければ,これより採決いたします。  それではお諮りいたします。  請願第3号を採択することに賛成の方の挙手をお願いします。                  〔賛成者挙手〕 ○伊藤委員長  挙手全員であります。  よって,請願第3号は,採択することに決定をいたしました。  それでは,意見書の提出について,御協議をいただきたいというふうに思います。  手元に今から事務局のほうから意見書の(案)を配付いたしますので,一度ごらんになっていただいて,御協議をいただきたいと思います。  この「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求める意見書の,これ,(案)です。  少しお読みをいただいて,協議をいただきたいと思います。  御意見があれば,修正等の御意見があればいただきたいと思います。  中西委員。 ○中西委員  先ほどの話の中で出てました,スクールカウンセラー配置等というふうに意見もあったということなんですけれども,その部分について,意見もあっただけでとどまってるのですが,その後の文章の『今後,高校も含めた「教職員定数改善計画」の着実な実施を求めていく必要がある。また,スクールカウンセラー配置等も求めていく必要がある』というふうな文面に変えてもらえたらなというふうに考えました。 ○伊藤委員長  ほかに。 ○森川委員  こういう意見があったので,鈴鹿市議会としては,スクールカウンセラーも充実することを求めるとして,どう思う。そういうふうにしてもいいし,それは,鈴鹿が出すんだから入れてもいいんじゃないですか。  済みません。 ○中西委員  出すのであれば,私は,もうこれは意見書鈴鹿市議会として出すものですから,基本の文章があったとしても,皆さん,ここの委員会の中の合意があれば,鈴鹿市として,「スクールカウンセラー配置等も必要であると考え,十分な人数の配置を求めるものである」というふうな文章を入れていただくのがいいかと,私は考えます。 ○伊藤委員長  藤浪委員。 ○藤浪委員  済みません。今の中西委員のお話ですと,その前に来ます養護教諭の増員ということも,これは意見として含めてはいかがかと思うんですけども。 ○森川委員  事務や養護教諭ね。 ○藤浪委員  はい。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  引用は,まず,継続的,計画的な制度をというとこで一遍切れてるでしょう。また,こういうのもありましただから,その下,後ろのほうは,その引用として特に入れなくても,そのまんま改善を求めますにしてもいいんじゃないんですか。かぎ括弧で囲ってあるところは生かして,その後は引用とせずに,もう私たちの意見として提案に持っていったらどうでしょうね。そうすると,文章はすっきりしないかな。 ○伊藤委員長  そうすると,また,とにかく今後,そういった高校も含めた,とにかく,その教職員定数改善計画の着実な実施をまず求めていく必要があるということをさきにいっといて, ○森川委員  持っていって。 ○伊藤委員長  その後,鈴鹿市議会としては……。 ○森川委員  また,事務や養護教諭……。 ○伊藤委員長  いうところですね。 ○森川委員  そうですね。 ○伊藤委員長  鈴鹿市議会としては,事務職員養護教諭スクールカウンセラーの増員。 ○森川委員  増員。 ○伊藤委員長  の必要があるというような内容でよろしいですか。  中西委員。 ○中西委員  ちょっと教育委員会に確認,定数改善計画の中に事務職員養護教諭の増員ということについても,入っているんですよね,これ自体は。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  定数改善計画の中に,事務職員の配置の充実ということで,トータルとして1,570人,それから養護教諭の配置改善ということで,総トータルとして1,600人ということで,改善計画には事務職員養護教諭及び栄養教諭等は全部改善計画の中に入っております。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  入っているということであるので,この文章はこのままにして,スクールカウンセラーだけは,これ,定数改善計画に入っていないので,これだけを,この基本の文章はこのままで,今後,高校も含めた教職員定数改善計画の着実な実施を求めていく必要がある。また,スクールカウンセラーについては,充実した配置を求めていく,配置をするよう国に求めるか,ちょっと今,文章がすぐ頭の中へ浮かんでこないんで,また,鈴鹿市議会としては,スクールカウンセラーの充実を国に求めるというふうな形の文章を足してもらえばいいんじゃないかなと思います。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  いいですか,ちょっと確認させていただくんですけど。  定数改善事務職員養護教諭の増員が入っているのであれば,あえてここに書く必要あるかしらね,またって。 ○伊藤委員長  では,これを抜くんですね,事務職員養護教諭。 ○森川委員  定数改善計画の中に……。 ○伊藤委員長  入ってますかね。 ○森川委員  それが入っているんであれば……。 ○伊藤委員長  抜きますの。 ○森川委員  またということは,別立てな気が文章上,しません。 ○中西委員  しますね。 ○伊藤委員長  ですから……。 ○森川委員  だから入ってないのかなと思ったんだけれども。 ○伊藤委員長  入っているので,ですから,ここで特化して,充実の要求していくのはスクールカウンセラーの部分ですよね。 ○森川委員  そう。 ○伊藤委員長  ですよね。鈴鹿市議会としてはというようなところを……。 ○森川委員  そのほうが文章がすっきりする。 ○伊藤委員長  定数改善計画の着実な実施を求めていく必要があるの後に,鈴鹿市議会としてはスクールカウンセラーの充実,配置をという部分ですね。  わかりました。  ただいま修正の御意見をいただきましたとおり,修正かけて議長に提出をいたしたいというふうに思います。  また,その細かい字句訂正等については,正副委員長に御一任いただくようなことで,御異議ございませんでしょうか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤委員長  異議ないようですので,そのように決定をいたしました。  次に,請願第4号 義務教育費国庫負担制度の存続と全額国負担を求める請願書でございます。  済みません。もとへ戻ります。  請願第3号につきまして,次に,発議についてお伺いいたします。  ただいま御協議をいただきました意見書(案)につきましては,地方自治法の第109条第7項の規定により,委員会発議といたしますけれども,これに対しても異議はございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤委員長  異議がないということでございますので,この「教職員定数改善計画」の着実な実施と教育予算拡充を求める意見書につきましては,委員会発議として委員長の私が提案いたしたいというふうに思います。  これについても御異議はございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤委員長  異議なしと認めます。  よって,そのように決定をいたしました。  先ほどの次に,請願第4号 義務教育費国庫負担制度の存続と全額国負担を求める請願書でございます。  請願文書表事務局に朗読いたさせますのでお願いします。            〔事務局 請願文書表 請願第4号朗読〕 ○伊藤委員長  先ほどと同様,本件を審査するにあたり,執行部の皆様にも引き続き御出席いただいておりますので,御質疑・御意見があれば,御発言願います。  森川委員。 ○森川委員  教育委員会にお伺いしますけれども,一括交付金化をされることで,実質的に,その鈴鹿市はどういう影響を受けるか,今現状でも,例えばね,私ども時々議論に使わせていただきますけれども,学校図書費は一般財源に基準財政需要額に入っているけれども,一括交付金で来るので中身が見えないので,その7割も学校図書には使われて,7割しか使われていないとか,7割以下であるとかね,そういうふうな事例が現状でもあるわけですけども,こういうことがほかにもあるのかなという気はしますけど,どうでしょうか。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  この義務教育国庫負担金は,現状では国が3分の1,県が3分の2ということで,この一括交付金が,この市までおりてくるかどうかということは,ちょっとあれですけれども,県の,今もって,この義務教育国庫負担金は県に,例えば一般交付金,一括交付金として,おろされてくると仮定した場合には,三重県がどのような,それを使い方をするかということになりますので,本来は教職員の全部給与が,この義務教育国庫負担金ということの対象ですので,したがって,今のところ,市までは,これがおりてくるかどうかというのは,ちょっと私どもも確認できませんけれども,ただ,一括交付金化されますと,やっぱりそれぞれの地方自治体の事情によって,必ずしも,すべてがきちっと満額教育費に充当されるかどうかというのは,それぞれの自治体の考えになっちゃうのかなというふうには思っております。  以上です。 ○伊藤委員長  ほかに。  藤浪委員。 ○藤浪委員  済みません。今のお話をお聞きすると,地域格差が6倍に広がるというのは,なかなか考えにくいんですけれども,これはどのようにお考えですか。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  教育費全体の予算を比べて6倍というふうに書かれているのかどうか,ちょっと私どもも,ここの6倍の根拠は,ちょっとわかりかねるんですけれども,私どもが調べましたら,例えば小・中学校義務教育の1学級当たりの教材費,これは要するに公費で負担をしている教材費でいいますと,東京都,神奈川県というのは非常に多くて,それに対して秋田県,岩手県,三重県も非常に少ないんですけれども,このあたりの格差は,もう5倍以上というような形になっておりますので,地域間格差は5倍から6倍ということは,これは全国的には言えるのではないかというふうに思います。 ○伊藤委員長  ほかに。  中西委員。 ○中西委員  済みません。今のところをお聞きしたいんですけど,もう一度,その5倍,義務教育のところで配っている教材が5倍の差があるということですよね。その点について,今,国庫負担,国からの補助金については,県にまとめておりてくると,それについてはということですね。それでいうと,東京都などは当然,もともとの自治体の財政力もあるということで,独自のこともやっていることがあるわけですよね。そのような教材も含めて東京都,秋田だと,秋田といえば固定しちゃってあれだけど,5倍ぐらいの差があるというふうなことになってくるということでいいんでしょうか,今の。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  それぞれの自治体の使い道の算出で,そうなっていると思います。  一つ,ちょっと訂正ですけれども,給与については,現在,3分の1国で,3分の2が県というふうになりましたが,以前は,ここにも書いてありましたように,教材費やとか児童手当,それから公務災害の補償金とか,退職手当とか,そういうのも全部実はこの義務教育国庫負担の中に全部含まれていて,国と県で持っていたんですが,これらは全部カットされまして,それをいわゆる一括交付金で既にもう県に流れているということで,それがどのように使われているかというのは,私どもちょっと把握するところではございませんので,そういうのを充当して,各都道府県で教育費に充てているというように思います。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  そうすると,教育委員会としても,この一括交付金化と,先ほどもおっしゃってましたが,基礎自治体,市としては,直接どうなるかということではなくて,これの一括交付金化の影響として一番大きくなってくるのは,県に対しておりてくることになれば,県がそのお金をどう使うかがわからないことが,市の教育委員会としては課題,この文面からとすれば,課題になるということですね。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  いずれにしましても,この戦略大綱でも,要するに義務教育については,一応交付金,原則しないということで,やはり義務教育に対して特化して,確実にこれが義務教育として使えるというような予算が,できるだけ国が確保していただいて,それが県や市に対して充当されてくるということは,ぜひ望みたいというところでございます。 ○伊藤委員長  ほか,どうですか。                    〔なし〕
    伊藤委員長  なければ,これより請願第4号を採決いたしたいと思いますが,その前に討論があれば,御発言願います。  森川委員。 ○森川委員  日本共産党の森川ですが,義務教育の国庫負担制度の存続と,その全額国庫負担を求めるというところでの請願ですので,私は賛成をしたいと思います。  といいますのはね,自治体で小さい市町村になってきますと,母体自体が小さいので,そういうところで育つ子も,都会で育つ子も,本来はきちんと日本国民としてね,青年になるまで育てていくという,そういう教育の機会均等が守られるような状況をつくるという意味では,全額国庫負担が一番望ましいと思うので,私は,やっぱりそういうふうに要求したいと思うんですね。  県が3分の1,国が3分の2という,そういう負担割合がありますと,やっぱり県の財政力で左右もされてきますし,国庫負担から抜かれてしまった部分に対して,今度はその財政力があるところは,そのまま現状で維持できますけれども,ないところは,国庫負担から外れているのでということで,やっぱり縮小せざるを得ないし,最近の非正規化の教職員がふえているのも,そういう実態のあわれでないとも言えませんので,やっぱりそういう国の制度として,きちんと守ってほしい。  子供たちにはお金が,自己負担を求めないで済むような,やっぱり教育制度をつくり上げていってほしいと思うので,この請願はやっぱり私は採択すべきではないかなというふうに思います。  賛成です。 ○伊藤委員長  ほかになければ採決に移りますが。                    〔なし〕 ○伊藤委員長  それではお諮りをいたします。  請願第4号を採択することに賛成の方の挙手をお願いします。                  〔賛成者挙手〕 ○伊藤委員長  挙手全員であります。  よって,請願第4号は,採択することに決定をいたしました。  それでは,先ほどと同様,意見書の提出について,御協議をいただきたいと思います。  お手元に事務局より意見書の(案)を配付いたしますので,ごらんいただいて,御協議いただきたいと思います。  中西委員。 ○中西委員  文面読んでいて,中段ぐらいになるんですけど,『義務教育費国庫負担制度の廃止・縮減は,地域間格差をまねき,「教育の機会均等」を脅かしている』とありますが,これ,別に廃止・縮減をしているわけではないので,この文面だとおかしなことにならないかなと。ちょうど段落があるところなんですけど,義務教育費,1,2段落目の一番最後のほうなんですけど,『義務教育費国庫負担制度の廃止・縮減は,地域間格差をまねき,「教育の機会均等」を脅かしている』となると,もう義務教育費国庫負担制度が廃止と縮減されているという表現になるんですけど,これでいいんでしょうか。これ,廃止は,まだしてるわけでもないので,このままだと,これをやっているというふうな形の文面になってしまうので,この文面だと主語は,もうこれは,もうこれやっているという意味合いになってしまうんじゃないかな。脅かすおそれがあるとか,そういうことであればわかるんですけどね。脅かしているだったら,もう廃止や縮減がされていて,それが結局,脅かしているというふうな文面に読めるので,ちょっとその点について,皆さん,ちょっと御意見聞いたほうがいいのかなと思います。 ○伊藤委員長  どうでしょうか,御意見。  藤浪委員。 ○藤浪委員  それでしたら,脅かすことになるという表現で。 ○伊藤委員長  中西委員が言っておったのは,この義務教育費の国庫負担制度の廃止,縮減はというところが主語になっておるということですよね。もう既に廃止・縮減しておるということが前提でということがおかしいということですよね。  中西委員。 ○中西委員  済みません。その点については,今,藤浪委員も言われたように,この脅かしているというところが,この述語で受けているところが,この表現なので,この主語は,もう,もうこのことが起こっちゃっているというふうにとれてしまうと。だから,この主語はまだ行われていなくても,このような内容ということが機会均等に対し,地域間格差を招き,教育の機会均等を脅かすことになるとか,おそれがあるとかということ,その受け方次第で,別に主語はそのままでもいいんです。  済みません。 ○伊藤委員長  ほかに,どうでしょうか。                    〔なし〕 ○伊藤委員長  なければ,今御意見いただきました,ただいま修正をさせていただく部分というのが……。 ○森川委員  義務教育の国庫負担制度の廃止・縮減は,廃止ではないけれども……。 ○伊藤委員長  廃止・縮減という主語ですよね。 ○森川委員  一般財源化はされているので,この廃止というところが……。 ○板倉議員  これからやね。 ○森川委員  言葉としては妥当ではないですよね。だから,ここをさ,義務教育が一般財源化され,縮減はというふうに持っていったらどうでしょうね。それか,もう廃止と縮減は分けるか。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  済みません。縮減は,もう2006年にやられていて,明らかに,もう県からおりてくる予算も減っていることは減っているんですね,いろいろ。教員数のことだとか,非常にね,要求しにくくなっているというようなことは事実としてあるので,そこを縮減と廃止というのは,また違うの,もう縮減はされていて,十分脅かされているというふうには,実態としてはあるので,そこをちょっと考えていただきたい。 ○森川委員  義務教育費の縮減,一般財源化により縮減,一般財源化と縮減は,地域間格差を招き,脅かしていますならわかるけど,この廃止はまだしてないよね,国庫負担制度というのは。 ○伊藤委員長  ほかにどうですか,御意見。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  わかった,わかった。これはね,されたということなんで,一般財源化されるということは,その国庫負担制度が廃止されたというふうにとらえるんですね,もしかしたら。だから,もう一度もとに戻してくださいという意味でとらえていいのかな。その前段の文章を見ると,「廃止をされ,一般財源化されました」と書いてあるところがあるでしょう。「1950年度には」という。 ○伊藤委員長  いや,これ,廃止とか削減というのは,その教育の機会均等を脅かすおそれがあるということではだめなんですかね。 ○森川委員  そうよね。 ○伊藤委員長  脅かしているということで,少し……。 ○森川委員  縮減は,でも実際にやられていて,脅かされているので,実質的には窮屈にはなっているので,一般財源縮減された……,やっぱりその上のさ,再び義務教育費国庫負担金の一般財源化が推し進められて国庫負担率が3分の1に縮減されたということがあるので,その廃止と書いてしまうとこんがらがるので,一般財源化による縮減と書いたほうがわかりいいかもしれない。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  要は,この一般財源化の部分で縮減されたのは事実であるので,一般財源化による縮減は地域間格差を招き,教育の機会均等を脅かしている。でも,廃止というのは,これをより格差を大きいする方向になるというふうなおそれがあるということなんですね。 ○森川委員  そうそう。 ○中西委員  だから,この二つが多分,重なってるから……。 ○森川委員  重なってしまっている。 ○中西委員  そこをちょっと分けたほうが,だれかに出す文書なので,うち,鈴鹿市議会の中の文書じゃなくて,国に対して出す文書なので,もう少し言葉をきちっとする,きちんとやっぱり整理しておくべきだと,私は思うところです。 ○伊藤委員長  ほかに,どうですか。  藤浪委員。 ○藤浪委員  今のにつけ加えじゃないですけども,国庫負担の今,一般財源化によって縮減ということで言われたんですけども,実際に,この文章を読みますと,一般財源化だけじゃなくて,2006年の国庫負担率で縮減ということですんで,その辺の立て分けもされたほうがいいかもしれないです。 ○伊藤委員長  ほかどうですか。  廃止については,どうですか。 ○森川委員  義務教育費の廃止というのを入れると,廃止と縮減というの,廃止はされてるというふうにとる……。 ○伊藤委員長  今,一緒くたになってますね。 ○森川委員  下のほうでね,「義務教育国庫負担制度の存続」ってあるでしょう。復活じゃなくて,だから,存続ということは,廃止されているというふうに取りにくいので。 ○伊藤委員長  藤浪委員。 ○藤浪委員  済みません。ちょっと確認です。廃止の方向に動く可能性としてあるんでしょうか。でなければ,この廃止という言葉は,もう抜いちゃっていいんじゃないかと思うんですけど。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  先ほども説明しましたように,平成22年の地域主権戦略大綱で,要するにひもつき補助金の一括交付金化ということで,この義務教育国庫負担制度も一たんまないたの上に乗せられたのは事実なんです。けれども,ただ,義務教育費ということで,これはあんまり一括交付金をしないというふうに,一応決定されたという段階ですから。 ○森川委員  また,浮上する可能性があるということですよね。  下のほうに「義務教育国庫負担制度の存続を求める」って書いてあるので,そこは抜いてもいいかもしれないね。 ○伊藤委員長  廃止の言葉ですか。  要するに義務教育費の一般財源化による,その縮減については,教育の機会均等を脅かすおそれがあるというふうなことではだめですか。  森田委員。 ○森田委員  私も,委員言われたとおり,文章が廃止とか,一般財源化と,全部がごちゃごちゃになっているもんで,森川委員言われたように,とりあえず中部分は「義務教育費国庫負担制度の一般財源化による縮減は,地域間格差をまねき,機会均等を脅かしている」というのでは,そのままにしといて,その下ずっといってて,この存続及びというのが,その廃止と存続の部分は,この一番下の部分だけで,「以上のような理由から,義務教育制度の一括交付金化への対象外とすることおよび全額国負担を強く要望する」,だから,要は一括交付金化をやめてくれということを言いたいわけですよね。廃止というから,意味がわからなくなって,要はこの部分については,一括交付金化の現状の存続,この下の部分をその辺に取りかえ,上は,もうその廃止という部分を抜いて,一般財源化にしといて,そんで一番下の部分で,その存続を求める部分の言い回しに変えることで,ちょっと大体整理できるのかなとは自分なりに読み込んだんですけど。 ○森川委員  国庫負担制度が現実的には廃止をされているというふうにとっていいんですか,教育委員会に聞きたいんですけど。  その一般財源。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  今は3分の1の補助制度で国庫負担制度は現在存在しております。 ○森川委員  縮減されたというだけだよね。  国庫負担制度の廃止,縮減された……。 ○伊藤委員長  森田委員。 ○森田委員  縮減されただけで,そんで,あと危惧するのは一括交付金化の可能性も検討されてるということ。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  検討されているという,検討された結果,一括交付金化の対象外とするというふうな決定になったということです。 ○森田委員  でいいんですね。 ○西学校教育課長  そうです。 ○森田委員  今後の注目,注視しなければならないという文章があるもんで,まだ可能性があるのかなという部分がここにちょっと感じ取ったもんで,ちょっと,要はもう完全に存続は決まっているということであれば,義務教育国庫負担制度の,まあ言うたら,廃止という言葉は,もう全く頭から外していいんでしょうね。 ○伊藤委員長  廃止は要らないですね。中途の部分の廃止は要らないということで,そして,以上のような理由からの後でよね。 ○森田委員  そうですね。 ○森川委員  義務教育さ,義務教育費国庫負担制度が縮減されているのは事実なので,廃止という文言だけ取って,縮減はにしたらどう。 ○伊藤委員長  脅かす可能性があるおそれがある。 ○森川委員  これは脅かしてますね。 ○伊藤委員長  いるでよろしいですか。廃止がなければいうことでよろしいですか。はい,わかりました。  そうしましたら……。  森田委員。 ○森田委員  それと,その一番下の部分が「義務教育費国庫負担制度の存続および全額国負担を強く要請する」という,この全額国負担というのは,この上の部分にかかってるんですね。何になるのや。  上から7行目,「義務教育国庫負担の対象外である教材費,旅費,高校教職員の給料は」という部分を国庫負担の中に入れてくれという意味でいいわけですね。  そんで,じゃ,これを入れてくれというのと,縮減された部分を拡大してくれっていう意味であれば,存続と,この負担をこっちに入れてくれであれば,そのもっと上げてくれという文章とは,ちょっと言葉がずれてくるかなというふうにも感じた。 ○森川委員  縮減で今脅かしているので,教育はすべて国の負担にしてくださいということを求めているから,そんなに問題はないとは思うんだけど。 ○森田委員  そうですか。 ○森川委員  ただ,義務費国庫負担制度の存続というのがひっかかるのよね。現状もあるわけだから,縮減はされているけれども,あるわけだから,だから義務教育国庫負担制度の……。 ○伊藤委員長  言い出したら切りがないので。 ○森川委員  義務教育費を全額国庫負担……。 ○伊藤委員長  存続と全額を国負担ですね。 ○森川委員  義務教育のほうで問題で。 ○伊藤委員長  頭はそうですからね。 ○森川委員  全額国庫負担に戻しなさいという意味だから,これでいいと思う。
    伊藤委員長  そう,頭はこれですからね。 ○森川委員  これでいい。 ○伊藤委員長  そしたら,今,修正,聞きましたとおり,修正をして,議長に提出したいというふうに思います。  また,その細かい訂正等につきましては,正副委員長に御一任いただくことで,異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤委員長  異議ありませんので,そのように決定いたします。  次に,発議について伺います。  ただいま御協議いただきました意見書の(案)につきましては,同じく地方自治法第109条第7項の規定によって,委員会発議といたしたいというふうに思いますが,これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤委員長  異議なしということで,義務教育費国負担制度の存続と全額国負担を求める意見書については,委員会発議として委員長の私が提案いたしたいと思います。  これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○伊藤委員長  異議なしと認めます。  よって,そのように決定をいたしました。  一たん休憩に入りたいと思います。  再開は25分,3時25分でお願いいたします。                 午後 3時15分休憩           -------------------------------------------                 午後 3時25分再開 ○伊藤委員長  それでは,休憩前に引き続き,文教福祉委員会を再開いたします。  請願第5号 保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願書でございます。  請願文書表事務局に朗読いたさせますので,お願いします。            〔事務局 請願文書表 請願第5号朗読〕 ○伊藤委員長  それでは,先ほどまでと同様に,本件を審査するに当たって,執行部にも御出席いただいておりますので,御質疑・御意見があれば,御発言願います。  中西委員。 ○中西委員  毎回,先陣を切っちゃって申しわけないです。  これ,請願理由の文章を読んでいると,請願趣旨の内容というのは,これ,高等学校についてのことに読み取れますが,その判断,その理解でよろしいでしょうか。教育委員会として,この文面,請願理由も含めて,義務教育との関係というよりは,どちらかというと高等学校のほうなのかなというふうに読み取れたのですが,これ,いかがでしょうか。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  高等学校に対する無償化なり,奨学金というのもあると思うんですけれども,請願の最初のところに,就学・修学という,そのしゅうがくというのが二つありますけれども,その前段の就学というのは,これは基本的には義務教育への就学と,それから次の修学というのは,いわゆる高等教育への修学という形で,高校も入っておりますけれども,義務教育も入っておるということで理解をしております。  以上です。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  その点のところで義務教育については理解できるんですけども,その後半の高等教育のほうが,果たしてどうなのかというふうに思うところなんですね。  それで,ここで紹介議員のほうにお聞きしたいんですけれども,これ,高校無償化,入学料,教材費等の保護者負担が多いことって,あるんですけど,まず1点目,高校無償化について,この請願者の中では,例えば朝鮮学校の,いわゆる高校ですよね。高校のほうのところまで想定して,この請願の高校無償化を言っているのかということを1点お聞きしたいのと。  もう1点,入学料教材費の保護者負担が多いこととあるんですけれども,これについて,実際,保護者負担が多いというが,その金額というのは,大体どれぐらいの平均額で考えているのか。それと,高校だと自分てバイトしたりしている子もいたりするんですけども,そのあたりのこと,まだ想定して,このような文面になっているのかということをちょっとお聞かせください。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  最初何だったっけ。 ○中西委員  高校の無償化。 ○伊藤委員長  無償化。各種。 ○板倉議員  別にそんなところまでは入ってないと思いますよ。そういう議論はしてないと思いますよ。ここではね,ここの請願は,そんな範囲を広げて言っているわけではありません。例えば1年生に上がるにしても,小学校に上がるにしても,中学校に上がるにしても,やっぱり保護者負担というのは,かなりかかってますよね。それを幾らかと言えと言えば,わかりませんけれども。制服代だって要るし。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  済みません。義務教育の段階で,今の入学料,教材費等の保護者負担の部分,どうなっているか,聞かせてもらってよろしいですか。中学生だったら制服云々かんぬんあると思いますが,そのあたり,教育委員会のほうで,どう整理されているのか,お聞かせください。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  小・中学校で,どれぐらい要るかということについては,今のところ,ちょっと数字は持っておりませんが,小学校,中学校で若干違いますし,制服が,もう値段が学校によって随分違いますので,義務教育で,ちょっと今のところ,その手持ちの資料は持ち合わせておりませんので,申しわけございません。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  なぜこれを聞いたかというと,この文面自体が,また授業料は無償となったものの,入学料,教材費等の保護者負担が多いことって,細かい文面の内容でこだわって申しわけないんですけど,この文面,授業料は無償になったのは,これは高校の話ですよね。義務教育関係ないので,そうすると,それを受けた入学料,教材費の保護者負担というのは,高校のことではないかなと。うちの会派でいろいろ話してて,入学料であるとか,教材費等であるとか,このあたりについては,全く授業料は無償化になっているんだから,こういうふうなことは自分の力でやるということも,非常に重要な協議課題ではないかなというふうな話もあったりしたので,今,確認でお聞きしたかったということです。 ○伊藤委員長  ほかに。  森川委員。 ○森川委員  就学援助でね,入学支度金出ますよね。それは最低の水準なんですけども,それでいくと,どれぐらい予定してますか。 ○伊藤委員長  学校教育課長。 ○西学校教育課長  現在のところ,入学支度金というか,入学時,その7月に,新入学の児童・生徒用品ということで,小学校1年生,1万9,900円,中学校の第1学年が2万2,900円というふうになっております。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  それは学校で使うね,もので,制服等々は全然入ってないと思うので,それプラス,その制服や通学に必要なかばん等々が全部入ってくるので,親御さんにとっては,本当に負担が,入学は本当大変だという話はよく聞いてますし,最近のね,経済状況の悪化というのは,とにかく雇用形態が非正規がふえているので,200万円以下の所得収入の世帯がいっぱいいるわけですよね。そういう蓄えというか,一時的に出費をするお金というのは全くないので,どんな環境にいても,子供さんは普通に学校へ行かせてあげられるという,そういうことを求めているんだと思うので,私はやっぱりそのね,子供が,親が子供を見ない,その親が子供を見ないというふうにとるのではなくて,親御さんが心豊かに子供と接することができるようになるには,経済的な苦労を取ってあげることが,とても大事なんだという観点に立てば,やっぱりこの問題は,すごく大事な問題ではないかと思うんですけども。 ○伊藤委員長  意見ですね。 ○森川委員  はい。 ○伊藤委員長  ほかに。  森田委員。 ○森田委員  私も,この文章を読んでて,中西委員が言われたように,もうこのような中からの部分が完全に,もう高校生を対象に言われている部分で,頭の部分は就学・修学,両方と書かれてて,中学部分も書いてあるんですけど,内容自体は,もう完全に後ろの修学の高校部分だけの支援を求めるような内容かなというふうに受け取れるもんで,ちょっと文章自体が,これで上の件名と合っているのかなというふうなところは感じました。 ○伊藤委員長  藤浪委員。 ○藤浪委員  私も,ちょっと余りにも何か理由の,最初のほうが手を広げ過ぎてというか,最終的に何を求めているのかが,ちょっとぼやけていると思うんですけれども,この辺について,紹介議員のほうで,これ,保護者負担の軽減ということで書かれているんですが,具体的にはどういうことを求めているのか,例えば入学料,教材費について,公的負担をしてくれということを求めているのか,どういうことを求めているのかということと。  あとの保障制度の拡充ということについても,ちょっと余りにも,何というんですかね,具体性に欠けるような気がするんですけど,ちょっとその辺を教えてただけますか。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  済みません。最後の,請願理由のところは,具体的な今の状況を述べていると思うんですね。それで,請願の趣旨は,ここにありますように,現行の奨学金制度の県の事業の拡充とともに,「国の関係機関に意見書を提出していただくようお願いいたします」というふうなところになるんですが,皆さんが今そうおっしゃったことで言えば,説明が長過ぎるというか,具体性には欠けるかなという気はしますけれども,その請願趣旨は,その最初のところですので,よろしくお願いします。 ○伊藤委員長  よろしいですか。 ○藤浪委員  まだよくわからない,済みません。 ○森川委員  意見というか,言わせてもらえますか。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  子供って,多分,鈴鹿の市議会で議論をするので,高校が入るというような,その意識がどっかに働いているかもしれませんけれども,中学3年生が直面する問題なんですよね。だから,中学3年生を抱えている親御さんたちは,本当に高校へ行かせるのに入学金,それから試験を受けるんでも,すごくお金がかかりますし,1校を受けるでも受験生を持っている親御さんにとっては,本当に大変なことで,その試験を受けさせること自体も大変ですし,入るに当たっては,制服から,かばんから全部そろえて,教材,結構高校高いですよね。そういうことも含めて考えた場合に,一般的によその国では,高校までは義務教育だし,日本でも義務教育にすべきではないかというところまで就学率が上がっているので,義務教育としてとらえられる部分もあるんですけど。  ただ,親御さんから見たら,子供の教育は,大学までみんな一つなんですよね。だから,そういう点で,その請願人は,義務教育に特化せずに,その子供の育ちを最後まで保障する制度をつくるよう国に意見を上げてほしいという趣旨で,こういう文面になっているように,私は受け取っていたのですけれどね。そういうふうには考え,どうでしょうね。 ○伊藤委員長  ほかに。  板倉議員。 ○板倉議員  そのとおりなんですけど,要するに子供1人に対して,ずっと,どういうふうに教育の機会均等を与えて育ちを見守っていくかというような大きなところで請願はなっていると思いますけれども。 ○伊藤委員長  ほかに。  藤浪委員。 ○藤浪委員  済みません。今のお話聞くと,どうも具体性に乏しくて請願として出すにしても,ちょっと何を求めているかが,ちょっとやっぱりぼやってして,例えば奨学金,給付奨学金等に絞るのとか,例えば高校無償化継続とかですね,そういう意味であれするのか,ちょっと全体的に保護者負担の軽減となると,余りにも範囲が広過ぎて,制度について,どういうのをつくっていくとか,そういう具体性に欠けますんで,ちょっと請願としては,ポイントがよくわからないんですけれども。 ○伊藤委員長  ほかに,御意見いかがでしょうか。  森田委員。 ○森田委員  森川委員の発言で,意味はよくわかりますし,必要性もよくわかるんですけど,これを意見書として文書に出すときに,どういうふうな,下の請願理由のところが,どちらかというと,書き込めないというか,ちょっと意味が違ってくるのかなと。上の3行だけの意見書で出していいのかどうかという,その辺のところが,かなり今,藤浪委員が言われたように,もうちょっと具体性が入るのをこの委員会の中でつけ加えてでも出すのか,その辺のところが,請願を出された人との確認ができるのかどうかという,その辺のところがちょっとひっかかってくるなと思います。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  意見書はね,文案はこちらで考えればいいので,そんな問題はないんだけども,私は,この請願の中にあるように,就学援助を受給する子供たちがうんとふえているというのは,きょうの議論の中でも明らかになって,鈴鹿の子供たち自体も,その親御さんの生活実態が随分困窮している。きょうの議論を聞いてますと,要保護者より準要保護者は圧倒的に多かったですよね。準要保護者というのは,生活保護水準より少し生活力がいいけれども,子供をちゃんと育てるには,保護者負担が大変なので,そこの保護者負担をこういうところは軽減してあげましょうという,この就学援助制度があるわけですから,この制度が本当に何百人という子供さんが受けなければならない実態という,それに漏れていたり,それより少し基準が上のところは随分と苦労をされているので,この準要保護の就学援助を受けてらっしゃる子供たちが高校へ行くときには,この制度がないですので,もうそのまんま貧困で子供の修学というか,進学をあきらめざるを得ない部分もいっぱい出てくるというのは,鈴鹿の実態からもよくわかるので,やっぱりそういうことも含めて,意見書については,もっと明確にね,こういうところというふうに,こちらで整理したらいいので,請願そのものを私は採択をしながら,意見書のところで,もっと議論をしたらどうかなというふうに思いますけれど。 ○伊藤委員長  藤浪委員。 ○藤浪委員  済みません。今の森川委員のお話ですと,そうですね,援助が必要な方に対する支援ということについてなってくるような感じを受けたんですけれども,この請願の趣旨としては,すべての子供たちということで,援助を必要としない方たちに対しても,そういう負担をするという意味にとらえるのか,どうかなんですが,済みません。紹介議員としての御意見を伺います。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  いつも私はそのようには考えていませんでして,やっぱり子供は生きる権利があり,育つ権利があり,守られる権利があるわけですね。そういう観点ですので,それはすごい,それは子供の人権のあれなんですが,そういう意味からいって,何というんですか,子供はすべて守られるべきであると。  しかしね,その中で力のある子は力のある子でほっとけばいいじゃないかというふうなことをわざと言わなくても別にいいわけですよね,それは。ですけども,子供の育ちや教育に対する機会均等は,すべての大人が責任を持たなければいけないというのは,その一番前段の趣旨だと思いますけど。  その中で,先ほども森川委員が言ったように,何をこの中に盛り込むかというのはね,議論していただければいいんじゃないかなというふうに思うんですけど。 ○伊藤委員長  ほか,どうですか。 ○板倉議員  そうしないと,鈴鹿市にはこういう子供がいて,こうなって,こういう子供がいて,こうなってというような考え方になるのではないかなというふうに思うので,そういう趣旨で,この請願は出しておりませんので,よろしくお願いいたします。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  今ずっと話をお聞きしてて,この,確かに生活困窮されている方も,準要保護の方も多いということはわかるところなんですけれども,結局,線引きというのは,どういうふうに考えているんですか。もう線引きせずに,ということであれば,入学料,教材費等,すべての学生に対して同じようにするのか,というふうに求めているのかというのが,よくわからないというようなところですよね。そうなってくると,高校は今,先ほども言いました。うち会派で話したりしてると。高校は今のところ義務化じゃないと。自分で働いてやることもできるんだから,やっぱりそういうふうなところ,逆に奨学金制度もそうですけど,あれですね,借りたりする,借りるという言い方になっちゃいますけど,そういうふうなことで,また返すというふうなことでもできる状態なので,これ自体はどうなのかなという議論があったりしたので,この,本当にこの負担が多いことっていうのはわかるんだけれども,これ線引きしようがない問題なので,結局は,もうすべてに対して出すというふうな発想で出しているようにも読み取れるので,そのあたりのほうの整理というのは,紹介議員の方,どうでしたでしょうか。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  線引きなどとは考えてはおりません。 ○伊藤委員長  森田委員。 ○森田委員  私も,請願趣旨のとこを見れば,線引きということではなくて,求めているのは,県に対して奨学金制度等の充実を求めていることと,国に子供の支援に関して,全体の,もう少しお金をかけてくださいというような意見を出してくれと,その二つのことをこの中で話し合うことというか,なりを決めることによって意見書を出すという部分であれば,全く問題ない。まして言われた,要支援者に対しては,その奨学金制度とか,その辺の内容をどういうふうに考えるかは,また別のことで,請願自体については,問題ないのかなというふうに私は思います。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  私はね,要援護と準用援護の話をしたのは,時代がそういう時代であるので,全体の教育を進める上では,そういう人たちが,この制度が,これができれば,そういう人たちが,まず,真っ先に救われるわけですよね。全体の教育は,機会均等でお金があるからとか,ないからというので差をつけられるべきものではないと思っているし,先ほど採択した全額国庫負担,これが通れば,こういう請願は要らないわけなので,だから,本来は国庫負担を,全額国庫負担というのを求めている以上,この請願も,子供たちに線引きをしているわけではないんですね。ただ,そういう社会状況を見きわめる上で,こういうことを,制度を充実していかないと,こうやって今,要保護で支援を受けているお子さんたちが,すごく中学3年生を卒業,一日卒業してしまうと,もう路頭に迷ってしまうという実態もありますよという,そういう意味で説明をした。 ○伊藤委員長  藤浪委員。 ○藤浪委員  済みません。全体的な教育に対する考えとしては,いいと思うんですが,この請願に関して言えば,この書き方でいくと請願理由,半分以上が援助を要する方に対してというような書き方をされてますし,一番最初にも,経済格差によって教育格差につながっているという白書の分も出されてますし,下のほうも,学びたくても学べないとか,奨学金制度の改善とか,就労支援の拡充ということで,この請願文見る限りでは,そういう援助を要する方に対する手厚い援助を求めているとしか読めないんですけれども。 ○森川委員  そういう意味ではない。 ○伊藤委員長  いろんな意見があって,まとまりにくいんですけども,これ,一応,こういう意見,たくさん出ますと,今後,継続審査というような考え方もあるんですが,採決をする前に,一応,まず継続審査の方向性を少し考えたいというふうに思うんですけれども。  森川委員
    森川委員  継続審査するまでもないんではないかと思いますけどね。義務教育の国庫負担の全額国負担を求めるというのを受けているので,それが実現したらこういう,この請願自体は要らないので,それがないから,もう一つここに出てきているんだと思うのでね。 ○伊藤委員長  わかります。  そしたら,たくさん意見をいただいたので,意見いただいた上のことということで,採決にもうしていきたいというふうに思いますが,その前に討論に入らさせていただいてもよろしいでしょうか。討論として御発言願います。  藤浪委員。 ○藤浪委員  先ほど国庫負担云々ということですね,とこれが一致するかどうかというのは置いておきまして,ちょっと請願理由が,私にはどうしても,この,先ほど言ったように,すべての子供たちに国が援助していくという趣旨にとれないんです。中身を読むと,先ほど私,話したとおり,援助を要する子供に対して,それを奨学金なり,高校無償化の継続なり,就労支援の充実,また,給付型奨学金の創設というように書かれているようにしかとらえられませんので,森川委員板倉議員がおっしゃっているような趣旨には,どうしてもとらえられませんので,私自身は継続審査とすることに賛成をいたします。 ○伊藤委員長  済みません。申し上げます。  今,藤浪委員から継続審査の意見が出ましたので,討論の前に,済みません。継続審査について諮りたいというふうに思います。 ○森川委員  その継続審査を求めている藤浪委員の意見をちょっと伺いたいんですけども。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  継続審査にして,今,藤浪委員がおっしゃった内容で,この内容はどうしても,その全体を支援しようというふうにはとれないというふうに解釈されたので,この中身をもうちょっと消化する上で,内容を検討してみたいという意思がおありで継続ですか。 ○伊藤委員長  藤浪委員。 ○藤浪委員  そういうことです。  結局,請願されている方の趣旨が,果たしてどちらにあるのかというのが理解できないというところです。 ○伊藤委員長  わかりました。  中西委員。 ○中西委員  私も,ちょっと継続というのが,趣旨自体は,理解はできるのですが,この請願理由自体のところで,どうしても,その意図がはっきりしない。特に一番はっきりしないというか,一番気になっているのは,国は,公式ではありませんが,朝鮮学校に対する無償化というような方針も出しているというふうなところで,各種学校に対してやる,義務教育の課程であれば,まだわかるんですけれども,少なくとも日本の義務教育を超えた時点からの教育に対して,また無償化するということについては,どうしても今,こういう,このような状況の中で,果たして妥当であるのかどうかというのが,私は非常に疑問に思うところなので,この請願を採択することで,趣旨は理解できますが,採択することによって,国がそのような方向に進んでいくということについては,私は,これをもとに進むということに対しては危惧するところなので,もう少し,その趣旨のところ,請願理由のところですね。その点についても,きちっとやはり把握したいなと思うところです。 ○伊藤委員長  わかりました。  そうしましたら,継続審査という御意見をいただきましたので,この請願第5号につきまして,保護者負担の軽減と就学・修学支援に関わる制度の拡充を求める請願書につきましては,継続審査の意見がありますので,継続審査について採決をいたします。  請願第5号を継続審査とすることに賛成の方の挙手をお願いします。                  〔賛成者挙手〕 ○伊藤委員長  挙手多数であります。  よって,請願第5号は,継続審査とすることに決定をいたしました。  そうしましたら,請願第5号は終了いたします。  ここで請願の第6号で生活安全部のほうに入室をいただきますので,少しお待ちください。  それでは,引き続き,請願第6号 防災対策の見直しをはじめとした総合的な学校安全対策の充実を求める請願書でございます。  請願文書表事務局に朗読いたさせます。            〔事務局 請願文書表 請願第6号朗読〕 ○伊藤委員長  そうしましたら,先ほどまでと同様に,本件を審査するに当たり,執行部のほうにも御出席をいただいております。  また,防災安全課に関する内容も含まれておりますので,生活安全部にも御出席をいただいております。  それでは,御質疑・御意見があれば,御発言願います。  森川委員。 ○森川委員  教育委員会に伺いますけれども,鈴鹿の,その小・中学校のね,耐震化は,どこまで進んでますか。これでいくと,95%になっている。 ○伊藤委員長  参事兼教育総務課長。 ○長野参事兼教育総務課長  本市の場合は,もうあと平田野中学校の屋内運動場を残すだけですので,パーセンテージで言いますと,99.5%の耐震化率になっております。  以上です。 ○伊藤委員長  ほかに。  中西委員。 ○中西委員  紹介議員にお聞きしたいんですけれども,これ,請願理由のところ,文章もそうなんですけれども,これ,国に対することと子供たちの安全・安心に係ると,これ,その自治体に係ることと二つ入っているような内容になっているので,非常にちょっとすっきりしないなと思う,考えるところなんですけれども,この請願理由の大きな部分を占めているのは,想定される巨大地震などの大災害なんですけれども,それに対して下のこの,またから交通安全等がつけ足されている理由というのは,これ,どういうことだったのかなとか,安全,総合的な安全対策の充実を求めるというふうになるんですけれども,その割には,この内容自体がちょっと薄い,国に対して言うことではないような形でとれるのですが,その点ちょっとお聞かせください。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  この請願は,何年か前にも出させていただいて,鈴鹿の市議会から国のほうに出させていただいてます。そのときには,非常に学校が外部からのいろんな人が侵入したりとか,そういう時期もありました。それ,そのときには,それを前面に出して,何という,それから後,地震対策ですね,というような出した経緯もあります。  今回,やはり総合的な学校の安全対策の充実ということで,やはり東北大震災の後,防災のことをもう一度見直し,総合的にしていただきたいというのが趣旨です。  ここにあるように,やはりこれは国に,国の関係機関に,やはり市町村の市・町の防災対策,安心・安全をより一層するようにというような趣旨だと解釈していただいて結構です。  よろしくお願いします。 ○伊藤委員長  中西委員。 ○中西委員  今のところで下の文章についても,無為に子供安全サポートとか,この辺ではなくて,上はハード事業としての総合的,学校安全対策なんですけれども,下のところの文面が,地震に対する,これ,ソフト面の安全対策に支援を求めるとか,充実を求めるということであれば,非常によくわかるんですけれども,理由のところの,これだけが,どうしてもぽんと出てきているということが,ちょっとよくわからなかったものでお聞きしました。 ○伊藤委員長  ほかに。  森川委員。 ○森川委員  学校施設の耐震化は99.5%まで進んでいるということで,その前段のね,そのハード事業の部分は,そう問題はないかなというふうに見られますけども。  防災安全課にお尋ねしたいんですけど,そのハード事業以外に,その,こういうことは学校も備えといたほうがいいというような,建物の耐震化以外に,防災上,必要なものって何かありますか。何が考えられるのかな。 ○伊藤委員長  防災安全課長。 ○青木参事兼防災安全課長  この請願書の中にも記載されておりますけれども,小・中学校につきましては,災害時の収容避難所という位置づけになっております関係で,災害時に避難者が学校施設に地域住民の方が避難された場合への対応ということで,もう既に各小学校については,生活用水,飲料水確保のための防災井戸とか,高架水槽,受水槽を改良した飲料水の確保には実施をいたしておりますけれども,あと非常用の非常食とか,そういったものも,もう既に配備しておりますので,防災安全課としては,最低限の対策は講じておるのかなというふうに考えております。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  学校教育のほうに伺いたいんですが,学校へ行きますとね,外のほうにトイレとか,外づけのトイレありますよね。あれって,きちんと使えるように男女別とか,水洗化とか,されているんでしょうか。そういう外にあるということはね,避難所になったときにも,何らか役に立つ可能性は十分にあるので,そういうとこの整備はいかがですか。 ○伊藤委員長  参事兼教育総務課長。 ○長野参事兼教育総務課長  グラウンドにあります外便所,あるいはプール横の外便所につきまして,公共下水がつながっております学校については水洗化を図っております。あるいは学校校舎の合併浄化槽に近接する場合は,そこへつなぎ込みをしております。  ただ,その両者の工法がとれない場合については,くみ取り式のトイレのところも,まだ実際残っております。 ○森川委員  基本的には。 ○長野参事兼教育総務課長  基本的には,男女別になっておると思います。  それと,もう一つは,今,防災安全課さんのほうで進めていただいておりますのは,学校でマンホールトイレですね。これは公共下水が前提ですけれども,それの準備も進めていただいておるところです。 ○伊藤委員長  森川委員。 ○森川委員  その進捗状況はどうです。 ○伊藤委員長  防災安全課長。 ○青木参事兼防災安全課長  先ほど教育委員会の参事がおっしゃられましたけれども,平成21年度からの5カ年計画で,既に平成25年度までに供用が開始される,下水の供用が開始されるエリア内の小学校につきまして,下水の本管に直結するマンホール型のトイレなんですけれども,例えば学校の駐車場のスペースを活用して,そこへ事前に……。 ○森川委員  それはわかります。 ○青木参事兼防災安全課長  わかります。そういうマンホールトイレなんですけれども,既に21年度から23年度までに6校,整備済みでございます。6校です。今のところ,進捗状況といたしましては,六つの小学校にマンホールトイレを整備いたしております。 ○伊藤委員長  これ,国の関係機関に意見書をというようなことですので……。 ○森川委員  進捗率を見ないと……。 ○伊藤委員長  そのあたりはどうでしょう。  中西委員。 ○中西委員  請願理由のところを読んでると,これ,基本的には三重県であったり,鈴鹿市であったりは,かなり充足されているわけで,あえてこれを出すというのは,ほかの自治体のことをかんがみてというふうなことで考えるんでしょうか。この理由だけ読んでると,これはどう読んでいても,これ,請願というか,言葉を上げるのは,これは三重県であったり,鈴鹿市であったりというふうなところが対象になるような内容に,どうしても読めてしまうんですけれども,この国に対して出すということが,どうしてもちょっとしっくりこないんですね。国の全国の状況が書かれているわけでもないので,請願理由に。その点は,紹介議員はどういうふうにお聞きしてますでしょうか。 ○伊藤委員長  板倉議員。 ○板倉議員  やはり学校や子供たちの場が,かなり重要な場になるということで,そういうことを国としても責任を持つべきだということだと思います。  それから,あと充足しているか,充足していないかということでは,まだ段階がいっぱいありますよね。そういう意味では,この時期に,もうさらに,国の責任として,そういうふうにやってほしいというふうな趣旨です。 ○伊藤委員長  意見たくさんいただきましたので,採決にいきたいと思いますが,その前に討論があれば,御発言願います。  防災安全課長。 ○青木参事兼防災安全課長  先ほどの答弁の中で,非常用トイレの整備状況,6校と申し上げましたけれども,10校の誤りでございます。訂正をお願いいたします。 ○伊藤委員長  それでは,請願第6号を採決したいと思いますが,改めまして,その前に討論があれば,御発言をいただきたいと思います。  お願いします。  森川委員。 ○森川委員  防災対策はね,今伺ったら,鈴鹿は比較的進んではいますけれども,まだまだ整備をね,必要とする,そのマンホールトイレとかもあるわけですし,鈴鹿の学校だけが整備されてても,それでよしとするわけではないので,請願として上げることには,そう違和感はないですけれども,賛成をしたいと思います。 ○伊藤委員長  ほかになければ,採決に移りたいというふうに思います。  それではお諮りいたします。  請願第6号を採択することに賛成の方の挙手をお願いいたします。                  〔賛成者挙手〕 ○伊藤委員長  挙手全員であります。  よって,請願第6号は,採択することに決定をいたしました。  それでは,意見書の提出についてでございますが,協議につきましては,来週の予備日に日を改めてからお願いをしたいと思いますので,意見書については御了解をいただきますように,よろしくお願いをいたします。  それと,意見書の協議につきましては,教育委員会さんの御出席はいただかなくても結構でございますので,よろしくお願いをしたいと思います。  それでは,ありがとうございました。  一たん,そしたら休憩に入ります。  再開は4時20分。                 午後 4時11分散会           -------------------------------------------      鈴鹿市議会委員会条例第29条第1項の規定によりここに署名する。                     文教福祉委員長  伊 藤 健 司...